血液中のコレストロールが高いと、動脈硬化症のリスクが上がると言われています。
動脈硬化症が進むと、脳血管障害(脳出血等)、心血管障害(狭心症や心筋梗塞等)の原因となります。
1回の入浴でも血中コレステロール濃度が下がる結果が示されました。さらに継続的・集中的な入浴によって効果がより高まることが明らかとなりました。このことから動脈硬化症の発症予防に一定の効果があることが実証されました。
今回の調査で測定した皮膚表面のコレステロールエステル濃度は血中コレステロール濃度と強い相関があります。1回のみの入浴でもエステルの減少が見られますが(図1)、運動後の入浴(図2)ではより効果が高く、有酸素運動(ウォーキング・城山や観音岳ハイキング・サイクリング)後の入浴はより効果があがる傾向にあることがわかりました。
また湯野温泉への1回の入浴だけでも血中コレステロール濃度が下がる効果があることが示されました(図1)。